「メーカーに問い合わせたら、もうサポートは終了していると言われた」
「労働安全衛生法の基準を満たすよう指摘されたが、どこに相談すればいいかわからない」
「設備を新しく買い替えるほどの予算はないが、このまま使い続けるのも不安」
このような状況に直面したとき、機械を諦める前に知っておいていただきたい選択肢が「機械改造・レトロフィット」です。
メーカーが違っても、年式が古くても、適切な改造によって現役復帰できるケースは少なくありません。
この記事では、古い機械の改造による活用方法を紹介します。
もくじ
機械改造・レトロフィットとは?オーバーホールと何が違うのか
機械改造・レトロフィットとは、制御系や機構部を刷新し、現代の水準に引き上げるアプローチです。
似た概念として「オーバーホール」がありますが、こちらは機械を分解・洗浄し、消耗品等を交換することによって元の状態に戻す作業を指します。
このようなことから、機械改造・レトロフィットは単なる修繕ではなく、性能・安全性・省エネ性を向上させながら機械を再生させる作業だといえます。
機械改造・レトロフィットで解決できること
機械改造・レトロフィットで実現できるのは、主に「コストを抑えたい」「精度や速度を上げたい」「安全基準に対応しなければならない」という課題です。
これらは一見バラバラに見えますが、いずれも新しい設備を買わずに現状を打開したいという共通点があります。
新規購入より低いコストで性能を取り戻す
設備を新規購入する場合、機械本体の費用だけでなく、搬入・据付・試運転・周辺設備の見直しなど、付帯コストが積み重なります。
一方、レトロフィットであれば、機械の骨格をそのまま活かせるのが強みです。
私たちの実例でいえば、トータルコストを新規購入の2分の1から10分の1程度に抑えられるケースがあります。
「まだ機体自体はしっかりしているのに、制御部が古くなっただけで買い替えるのはもったいない」と感じている方は、費用対効果の観点からも、ぜひ改造・レトロフィットを考えてみてください。
生産精度・速度・省エネ等の性能を向上させる
古い制御装置を最新のものに換装するだけで、加工精度・繰り返し再現性・プログラムの使いやすさが大幅に改善されることがあります。
また、最新のモーターやドライバへの置き換えによって、消費電力の削減や動作速度の向上も期待できます。
このように、必ずしも古くて使えなくなった機械だけでなく、「今の機械に不満はないが、もう少し精度が欲しい」「生産スピードを上げたいが設備投資は抑えたい」というニーズも、改造・レトロフィットで解決できるケースがあるのです。
現行の規格や法令基準に適合した安全性を確保する
労働安全衛生法は、絶対に満たさなければならない法的要件です。
安全カバーの追加、インターロック機構の設置、非常停止回路の見直しなどを行えば、古い機械に対しても現行基準への適合改造ができる可能性があります。
万一の事故時に「基準に適合していなかった」ということが判明すると、企業としての法的リスクに直結します。
安全対策は、現場の安心はもちろん、コンプライアンスの観点からも先送りにしないようにしましょう
メーカー不問の私たちだからこそ、レトロフィットを重視する理由
レトロフィットを実現したいと感じていても、実際に進めようとすると、対応できる業者が見つからない・機械設計と電気設計の両方を頼める会社がない、などの壁にぶつかるケースは少なくありません。
株式会社サシュウは、機械設計・電気設計・部品製作・現地据付をすべて自社内で完結できる体制を持っています。
改造に必要な工程が社内で一貫しているため、設計→製作→据付の各段階で余分な調整コストが発生しません。
特定のメーカーへの依存もないため、あらゆるメーカー・機種に対してフラットに対応できるという点が強みです。
豊富な経験をもとに、メーカーサポート終了後の機械に対応できるケースもありますので、ぜひご相談いただければと思っています。
株式会社サシュウは、引退にはまだ早い機械を蘇らせたいと思っています
長年現場を見てきた私たちだからこそ、「古いし、メーカー保証も終了しているから」という理由で、まだ使える機械を手放すのは惜しいという気持ちもよく理解しているつもりです。
私たちのレトロフィットへの向き合い方は、機械の潜在能力を引き出し、現代の現場で戦えるよう再生することです。
メーカーも年式も問いません。
まずはどんな機械かだけ教えてください。
現状を拝見したうえで、改造・レトロフィットで対応できるかどうかを率直にお伝えします。
営業時間 9:00~17:00(土日定休)

